数字を見て、つい気になって調べてしまった。
こういうの、地方在住者あるあるだと思う。
南島原市の2025年12月1日現在の人口は **39,370人**。
平成27年、2015年の人口は **46,535人**。
この数字の並びを見た瞬間、
「あ、これはちょっと真面目に見てしまうやつだな」
と、スマホを置けなくなった。
ちなみにまず大前提として。
**南島原市は長崎県にある。**
九州の西側、島原半島の南部。
有明海と橘湾に囲まれた、海と山がすぐそばにある場所だ。
諫早市に住んでいると、島原半島は「近いけど、ちゃんと行くと少し遠い」存在。
フェリーや国道を使えば行けるし、距離的には大したことない。
でも、なぜか頻繁には行かない。
この微妙な距離感、伝わる人には伝わると思う。😅
南島原市は、いくつかの町が合併して誕生した市だ。
有家、加津佐、口之津、西有家、南有馬、北有馬、布津。
地名を並べるだけで、どこか時間の流れがゆっくりになる。
この地域を語るとき、避けて通れないのがキリシタンの歴史。
島原・天草一揆。
学校の授業で聞いた言葉が、今も土地の空気として残っている。
派手な観光地ではない。
SNSでバズるようなスポットも少ない。
でも、だからこそ「暮らし」が主役になる。
人口の話に戻る。
46,535人から39,370人。
約10年で7,000人以上減っている。
正直、この数字は重たい。
ただし、これは南島原市だけの問題じゃない。
長崎県全体、もっと言えば地方全体が同じ道を歩いている。
諫早市に住んでいる自分も、
「まだマシなほう」
という微妙なポジションにいるだけだ。
商業施設があって、
長崎市にも佐世保にも出やすくて、
新幹線の話題もあって。
そうやって安心しているうちに、
「じゃあ10年後は?」
と聞かれると、急に言葉が詰まる。
……はい、ここで少し自虐。
便利さに甘えて、深く考えてこなかったツケが回ってきそう。😓
南島原市は、その点ごまかしがきかない。
人口が減っている現実を、真正面から突きつけてくる。
でも同時に、
農業と漁業が、今も暮らしの中心にある。
じゃがいも、そうめん、みかん。
口之津港。
数字には出にくいけれど、
生活の「芯」がちゃんと残っている感じがする。
諫早は便利だ。
でも、どこか中途半端でもある。
都市でもなく、完全な田舎でもない。
南島原市は、もっと分かりやすい。
選ぶなら、覚悟がいる。
でも、選び切った人には、かなり深く刺さる土地だと思う。
人口が減っている=終わり、ではない。
むしろ、
**人が減ったあとに、何を大切にするか**
そこがはっきりしてくる段階に入っている気がする。
静かな道。
広い空。
近い海。
諫早で車に乗りながら、
信号待ちでスマホを見ている自分と、
南島原市で夕方の空を見ている誰か。
どっちが正しい、という話じゃない。
ただ、違う時間が流れている。
気になって調べてみた結果、
数字以上に、
「生き方の選択肢」を突きつけられた気がした。
南島原市は長崎県にある。
そして、静かに変わり続けている。
39,370人という数字の向こう側に、
今日も普通の生活がある。
それを想像できた時点で、
この調べ物は、個人的にかなり意味があった。 🌊🏡
